「Excelアプリって無料で使えるの?」「PCのExcelと同じことができるの?」
スマホやタブレットで手軽にExcelを使いたい方なら、こんな疑問を持つのではないでしょうか。
Microsoft Excelは、今やビジネスから学業、日常生活まで幅広く利用されています。最近ではPCだけでなく、iPhoneやiPad、Android端末でも利用できる「Excelアプリ」が普及し、移動中や外出先でも表計算や資料の確認が可能になりました。
この記事では、Excelアプリの料金、使い方、PC版との違い、代替アプリ、トラブル解決方法 をまとめて解説します。これを読めば、あなたに最適なExcelの使い方がわかります。

Excelアプリとは?
Excelアプリとは、Microsoftが提供している スマートフォン・タブレット用のExcel です。App Store(iOS)やGoogle Play(Android)から無料でダウンロードできます。
- 対応端末:iPhone / iPad / Androidスマホ・タブレット
- 用途:Excelファイルの閲覧・編集・保存
- 連携:OneDriveやGoogle Driveを通じたクラウド保存に対応
つまり、Excelアプリは「モバイル端末で使えるExcelの簡易版」と言えます。
Excelアプリは無料で使える?
Excelのスマホ・タブレットアプリは無料ですか?と疑問をしている方は多いです。
結論から言えば、Excelアプリは、基本的な機能は無料 で使えます。
ただし、画面サイズや利用機能によっては Microsoft 365の有料契約が必要 になる点に注意しましょう。
無料で使えるケース
Excel アプリを無料で使える範囲を簡単に紹介すると以下の通りです。
- 10.1インチ以下のスマホ・タブレットでの利用
- 基本的なファイル閲覧、編集、保存、共有
- 簡単な計算式、表作成、文字入力
有料(Microsoft 365契約が必要)となるケース
Excel アプリでマクロや高度な関数などを使うならMicrosoft 365 が必要です。
- 10.1インチを超えるiPadやタブレットでの利用
- ピボットテーブルや高度な関数などの高度機能
- マクロ(VBA)や高度な書式設定
日常的な表作成やデータ確認であれば無料で十分ですが、業務で使う場合はMicrosoft 365契約が安心です。
Excelアプリでできること
ExcelアプリはPC版に比べると機能が制限されていますが、モバイル利用に必要な機能はひと通り備えています。
- ファイルの閲覧・新規作成・編集
- 基本的な計算式・関数(SUM、IF、VLOOKUPなど主要な関数は対応)
- グラフの作成・編集
- コメントの追加や共有
- OneDriveやGoogle Driveとの連携
- PDFとして保存・共有
特に便利なのは クラウドとの連携。出先でファイルを編集して、そのまま会社のPCや仲間と共有できるので、リモートワークやチーム作業に役立ちます。
ExcelアプリとPC版Excelの違い
PC版とアプリ版の大きな違いを比較表にまとめました。
項目 | Excel(PC版) | Excelアプリ(スマホ・タブレット版) |
---|---|---|
対応デバイス | Windows / Mac | iOS / Android |
料金 | Microsoft 365 or 買い切り版 | 基本無料(大画面は有料) |
機能 | フル機能(マクロ、ピボット、VBA対応) | 基本機能のみ(高度機能は制限) |
保存 | ローカル・クラウド両方 | 主にクラウド保存 |
主な用途 | 本格的な業務・分析・資料作成 | 外出先での確認・軽い編集 |
まとめると:
- PC版Excel → 本格的な業務や分析に必須
- Excelアプリ → 移動中や外出先での確認・軽い編集に便利
Excel アプリは、外出で簡単な表計算作業を閲覧・編集に備えたアプリです。
Excelアプリのダウンロード・インストール方法
Excel アプリのダウンロードとインストールは無料です。使うには、Microsoft アカウントが必要です。
iPhone / iPadの場合
- App Storeを開く
- 「Microsoft Excel」と検索
- ダウンロードしてインストール
- Microsoftアカウントでサインイン
Androidの場合
- Google Playを開く
- 「Microsoft Excel」と検索
- インストールを実行
- Microsoftアカウントでログイン
サインインしなくても閲覧は可能ですが、編集や保存にはアカウントが必要です。
Excelアプリのトラブルと解決方法
トラブル1:アプリが開かない
スマートフォンやタブレットでExcelアプリが開かないときは、いくつかの原因が考えられます。
まず多いのは一時的な不具合で、この場合はアプリを再起動したり再インストールすることで解決できます。
また、端末のストレージ不足や、アプリ・OSが古いことも原因になりやすいため、空き容量を確保し、最新バージョンに更新してみましょう。
さらに、Microsoftアカウントのサインイン不良やネット接続の不安定さが影響することもあるため、アカウントの再ログインや通信環境の確認も有効です。
トラブル2:ファイルが開けない
スマホやタブレットのExcelアプリでファイルが開けない場合、主な原因はファイル自体の破損や、対応していない形式で保存されていることです。
特に古いExcel形式や特殊なマクロを含むファイルは正常に開けないことがあります。
また、OneDriveやクラウドと同期中に通信が不安定だと読み込みに失敗することもあります。対策としては、まず安定したネット環境で試し、形式を「.xlsx」に変換するか、パソコンで開いて修復してから再度アプリで開くと改善しやすいです。
トラブル3:保存できない
Excelアプリでファイルが保存できない場合、まず考えられるのは保存先のストレージ不足や、クラウドとの同期エラーです。スマホやタブレットの空き容量が少ないと保存が失敗しやすく、またOneDriveやGoogle Driveなどクラウドの通信が不安定なときにもエラーが起きます。
さらに、アプリやOSが古いと保存処理が正常に働かないことがあります。対策としては、十分な空き容量を確保し、通信環境を整え、必要に応じてアプリを最新版に更新することが効果的です。
トラブル4:有料機能が使えない
Microsoft 365の契約状況を確認してみましょう。
Excelアプリの代替ツール
もしExcelアプリの機能制限が気になる場合、以下の代替アプリも検討できます。
- Googleスプレッドシート(無料、Googleアカウントがあれば利用可能)
- Apple Numbers(iPhone/iPadに標準搭載、見た目重視の資料作成向け)
- WPS Office(低価格で高い互換性を持つOffice代替アプリ)
まとめ
Excelアプリは、スマホやタブレットでExcelを手軽に利用できる便利なツール です。
- 基本機能は無料
- 本格業務はPC版、外出先はアプリ版 という使い分けがおすすめ
- トラブルも再インストールや同期確認で解決できるケースが多い
日常的なデータ確認や軽い編集ならExcelアプリで十分。
一方で、業務でフル機能を活用したいならPC版 Excel 2024+Microsoft 365契約が安心です。
もし「Excelアプリだけで足りるか不安」という方は、まず無料で試し、必要に応じてMicrosoft 365を導入するのがベストです。